私の娘は今年の春に都内の企業に就職し、この栃木県の実家を出て東京都内で一人暮らしを始めました。私も夫も「出来れば地元で就職して欲しい」と思っていましたが、なかなかこの栃木県内では娘が希望する職種の求人が無く、やむを得ず東京で職を得た格好です。
娘本人はと言えば、「まぁ地元にいい求人がないんじゃ仕方ないよ。せっかくだし、東京暮らしを堪能するね！」といたって前向きでしたが、親の我が身としてはこの変なポジティブさが裏目に出たりはしないかとかなり心配していました。

娘が都内で一人暮らしを始めてから半年後、案の定、彼女は住んでいる下宿で問題を起こしたのです。
何と夜中に酔っぱらって帰宅し、その勢いで住んでいる賃貸マンションの部屋の窓ガラスにバッグを何回も投げつけ、粉々に砕いてしまったのです。本人は「ものすごく酔っていたから、何故自分でもそんなことをしたのか分からない」とのことですが、近隣住民の方からずいぶんと文句を言われてしまった様子です。

我が子とは言え、もう成人している人間がやらかしたことですので、夫と私は「出来るだけ本人に後始末させよう」と決め、娘がどのように自分で起こしたトラブルに決着をつけるのかを観察していました。
結果、大家さん始め周囲の部屋の方への詫びおよび、窓ガラスの弁償も何とか済ませたとの連絡があり、親としては少し安心しています。まぁポジティブさが長所でもある娘ですので、今回の感想を「窓ガラスはサッシごと交換するケースもあるんだね！勉強になったよ！」と報告してきました。本人の元気な様子に私は安心しながらも、「少しは反省しなさい。またこんなトラブル起こしたら今度はその賃貸を追い出されるわよ」と釘を刺しておいたのです。